国土交通省は4月26日、今秋からタクシーの事前確定運賃サービスを解禁すると発表した。
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2017年度に実施したタクシーの事前確定運賃についての実証実験結果や、運用ルール案のパブリックコメント結果を踏まえて、今回、本格運用ルールを策定した。
運用ルールでは、運賃について配車アプリで旅客が入力した乗車地点と降車地点との間の推計走行距離を基に算定した料金に、地方運輸局が定める係数を乗じて算定する。係数は、直近年度の輸送実績をもとに、曜日、時間帯(1時間ごと)ごとに定めて、これについては毎年見直す。
旅客は配車アプリで走行予定ルートを示し、タクシーの運転者は原則、旅客が示した走行予定ルートどおりに走行することとする。事前に旅客と事業者との間で合意し、確定した運賃を支払う。
事前確定運賃の導入を希望する事業者からの認可申請を7月1日に受付開始し、最初の事前確定運賃を10月1日に認可する予定。
《レスポンス レスポンス編集部》