2019年3月末時点の介護医療院の数は全国計150施設だったことが、厚生労働省の集計結果で明らかになった。3カ月前の前回の集計時から37施設増加した。都道府県別では7都府県で初めて開設があり、未開設は6県になった。【吉木ちひろ】
介護医療院は長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者の受け入れを目的として、18年4月の介護保険法改正で創設された介護保険施設。施設基準が介護療養病床相当の「I型」と、老人保健施設相当以上の「II型」に類型化されている。
全国にある計150施設のうち、「I型」は92施設(前回調査から24施設増)、「II型」は55施設(12施設増)、これらの混合が3施設(1施設増)だった。転換元で最も多いのは、介護療養病床(病院)の91施設で、これに介護療養型老人保健施設の31施設、18年度診療報酬改定後の療養病棟入院料1、または同2を算定している医療療養病床の26施設などと続いた。
都道府県別に見ると、15施設ある北海道が最も多く、以下は山口(10施設)、富山・岡山(9施設)などの順。また、18年12月末時点では0施設だった山形、栃木、千葉、東京、神奈川、三重、京都で新設があった。未開設は岩手、宮城、新潟、滋賀、和歌山、宮崎の6県。
■介護医療院のベッド数は初の1万床超え、最多は福岡
19年3月末時点の介護医療院のベッド数は計1万28床で、3カ月前から2614床増えた。類型別では、「I型」が6858床、「II型」が3170床。都道府県別の最多は福岡の931床。以下は北海道(761床)、山口(622床)、富山(598床)、静岡(552床)などと続いた。
介護医療院の開設状況などについては、厚労省が集計し、3カ月ごとに公表している。
CBnews
引用:介護医療院全国で150施設に、厚労省公表 - 7都府県で初開設、未開設は6県に
無題
無題
無題
無題
無題
無題
無題
無題
無題